対策
お蚕さんを飼育する蚕台に新たに1m幅の網を張ることにしました。
これまでは、2m幅の網を一枚張って飼育していたのですが、
小さなお蚕さんが網の目からすり抜けて落ちてしまうのと、
糞などの重みで蚕台の下枠の木に沿って、網がもたついてしまうのを防ぐ目的です。
新たに網をつける為に打ちつけたビスの数、320本。
インパクト片手に頑張りました。
100本目くらいで飽きるかな~と思っていたのですが、
結局楽しいまんま、200本300本とノンストップで進む事ができました。
日曜大工が趣味で良かった。
が、しかし、残すところ最後の1本となった時、
ピタリと腕が止まり、急にやる気が無くなりました。
「どうしたんだよ・・。あと1本で帰れるんだよ・・。」
司令塔であるはずの私がいくら言っても身体は言う事を聞いてくれません。
気力が失せたのか、あと1本で終わってしまう事が悲しいのか、
動かなくなった身体の心理は良く分かりませんが、
ご飯おかわりしたくせに最後の一口を食べきれないようなもどかしい気持ちのまま、
蚕室の床に正座した状態でしばらくの間宙を仰いでいました。
グゥー。
・・・
お腹の音が蚕室に鳴り響いた瞬間、
右手がインパクトを掴んでいました。
身体は身体の言うことしか聞いてくれないのだろうか・・。
私にはお腹の虫が 「はよせんかッ」 と喋ったように聞こえました。
無事に最後の1本が終了した午後7時、ようやく家路に着きました。
そんなこんなで、新たに追加した1m網。
立派に活躍してくれることを祈るばかりです。
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