育蚕
今年の育蚕は、地震の影響に伴い中止となりました。
通常、卵の孵化、稚蚕飼育は、県南にある稚蚕飼育所で熊本全農家の分をまとめて行っています。
いろいろと考えた末、卵を5000粒取り寄せました。
いきいきと生い茂った一年で一番美味しい春の桑葉。
5000頭、農家としてはかなり少ない数で、
『それは趣味だろ』という突っ込みもうけましたが、
止まっていた裏山の工事も先日再開したので、
同時進行でどちらの作業にも支障の出ない範囲で取り寄せました。
通常の育蚕は余裕がないので、今回はじっくり観察ができ勉強になりそうです。
卵は1mm弱。
5月14日にちょろちょろと孵化し始め、
翌5月15日には9割ほど孵化しました。
体長2mmほど。
毛が生えています。
蟻のようなので蟻蚕(ぎさん)とも呼ばれます。
柔らかい桑葉を刻んで与えます。
おー、よく食べる。
うまいんだな。
よしよし。
数週間ぶりに再開した裏山の工事。
ここは新たに2500本の桑苗を植樹します。
力強い業者さん方。
本当にいつもありがとうございます。
そして、私がこの場所で養蚕農家という夢を叶えられているのは、
『熊本県蚕糸振興協力会』 による、取り組みのおかげなのです。
たくさんの方にたくさんの感謝があります。
歩みをとめることなく、進んでいきたいと思っています
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