1令眠
8月20日掃き立てを行いました。
呼出桑を少量のせて数時間、勢い良く登って食べ始め、その後掃きおろしをします。
2日目。体が白くなってきました。
『あまり大きくなっていない気がするけど大丈夫かな‥‥』
そんなことを思いながら、これまでの7年間の記録を読み返す。
大丈夫だ。毎年同じことを書いている。
ノートにはお蚕さんの記録とその時の気持ちなどを書き綴っているのだけど、
毎回1令の2日目で不安になっているようだ…。
3日目。
体がぷっくりとしてきました。
朝一番の給桑時、先輩農家さんと『うわ~1晩でだいぶ大きくなったね~』と、共に喜びの声をあげる。
先輩農家さんは50年以上お蚕さんの成長を見てきているのだけど、
毎回、初めて見たかのように目を細めて順調な成長を喜こばれている。
その姿を見れること、一緒に喜べること、が私はとても嬉しい。
ということを本日のお蚕さんの記録と共にノートに綴った。
先輩農家さんと桑の葉を刻む時間のおしゃべりが(思い出話を聞くのが)一番好き。
本日4日目。眠に入りました。
ほぼ眠に入ったのを確認して、拡座し石灰を振りました。
1枚のバラに5000頭のお蚕さん。
これが5令になる頃には、広い蚕室いっぱいになります。
お蚕さんが眠に入っている間に、栗山の草刈りでもしようと思ったら、
栗の実がたわわに実った枝から順に4本バッキリ折れていた。
・・・ショック。
果実の重さが増すほど折れてゆく・・・。
無事収穫を迎えれるのか少し不安。
折れたままでも稀にそのまま成長することもあるけれど、
桑畑に車が入れないので、3本の栗の木を撤去。
のこぎりでギコギコ3時間ほどかかりました。暑かった・・・。
さて、気を取り直し気合を入れて草刈りを。
と、思ったら開始10分でハンドルが取れました。
草刈り中だったのでヒヤッとしました。危なかった・・・。
取れたハンドル握りしめしばし呆然。
メンテナンスちゃんとしなきゃなあ。
もう今日は草刈りする気がおこらず・・。
人間もゆっくり体を休めて、明日からの2令に備えます。
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