繭の出荷
無事に繭の出荷が終わりました。
9月末に乾燥は終わっていたのですが、栗の出荷で慌ただしかったので、
栗が落ち着いてからの出荷となりました。
これも、熊本で繭の乾燥ができるからこそできるゆとりのある出荷。
乾燥機があることの有難さたるや・・。
現在、熊本県に製糸工場が無いので、乾繭は群馬県の碓氷製糸場へ出荷をしています。
4年程前までは保冷のチャータートラックで生繭で出荷をしていました。
群馬県までは到着に2日半かかるので、他の農家さんと出荷日を合わせる為、
1日成育がずれるだけで冷や冷やしたり、
成長遅れのお蚕さんの繭は出荷できなかったり、と、いろいろな苦労がありました。
1日2日の差で収繭が適正な時期にできなかったり、製糸前に繭から羽化をしてしまったり等々、
タイミングを図るべきところがたくさんありました。
が、しかし、そのおかげでたくさんの学びを得ることもできました。
農家になって最初の3年、生繭で出荷をしていたからこそ、
他の農家さんに成長を合わせようと、お蚕さんの様子や気温、桑の状態などから成長の速度を読み取る力が身についたのだと思います。
とはいえ、まだまだですけど・・・。
秋蚕は猛暑や大雨など、はらはら続きでしたが、無事に出荷ができて良かったです。
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